今週に入ってから米国債利回りが急上昇し、株価下落がとまりません。
特に10年債利回りは、2月11日から19日の間に1.168から1.348まで上昇。米国株式市場にもろに影響を及ぼしています。その為私の保有している株のもほぼ全て下落しました。
米国債利回り上昇の原因は、今後インフレが起こるのではないかという懸念と、FRBが量的緩和を縮小するのではないかという懸念があり、それに市場が反応してるのではないかと言うことを高橋ダンさんが最新のYoutubeチャンネルで述べていました。
確かに先週FRBのパウエル議長が講演で、コロナ禍で労働市場の回復は遅れており、最大雇用に達するまで0金利政策を維持すると強調したほか、インフレについては当面2%を上回る物価上昇率を目指すとして、緩やかなインフレを容認する姿勢を示したということをバフェット太郎氏のYoutubeチャンネルでも伝えていたので、米国債利回り上昇の原因は少なくとも、FRB議長の発言が影響しているのは間違いなさそうです。
しかし米政府が量的緩和を縮小するのではないかという懸念はおそらく当てはまらず、むしろコロナ禍の中で生活が困窮している低所得者層を助けるために、バイデン政権が追加で1兆9000億ドル規模の景気対策を打ち出すことを表明しているそうなので、市場にドルがさらに大量にあふれることが今後予想されます。コロナワクチン接種率も日々上昇しているので、今後人々が外出して消費をすることで景気が上向く可能性が予想されるので、量的緩和を縮小するのはおそらくその後だと思います。
じっちゃまの言葉を借りると、米国債利回りはヒタヒタと上昇する分には影響は少ないが一気に上がってしまうと株式市場に確実に影響するので、投資家は毎日米国債利回りを注視することが大事とのことです。
私はまだ株式投資を始めたばかりで、投入している資金も大した額ではないので特に資金を引き上げるようなことは今のところは考えていませんし、決算の良い銘柄はいったん下げても再び上昇していくことは昨年のコロナショックからの反発を見れば明らかなのでこのままホールドを続けていきます。しかしこれが数千万円単位、億単位で運用しているとしたら話は変わってくるとは思いますが。
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