Hall of fame resort & Entmt company ティッカーシンボル:hofv
同社は米国のリゾート、娯楽関連企業。電動博物館、スポーツ複合施設、商業施設、娯楽施設、住宅、ホテルなどを備えた統合型リゾートの開発を行う。本社所在地はオハイオ州カントン。
日本でも解禁の方向で進められているIR事業ですが、アメリカではラスベガス、アトランティックシティのような老舗カジノリゾートが既に存在します。
米国では最近合法化されたスポーツ賭博を州によっては更に解禁していく方向らしくそこにビジネスチャンスを求めて様々な企業が参入してるようです。
Hall of fame resort & Entmt companyもその企業の一つで、フットボール等スポーツをメインとしたIR事業を行う企業のようです。
ただ今までのIRと違うところは、最近注目を集めているNFTをビジネスにしようとしているところだと思います。
NFTとは「non fungible token」の略称で、日本語に訳すと「代替不可能なトークン」
デジタルの世界は今までは複製が容易であることがメリットとされてきましたが、ネットの普及に伴ってそれを悪用する行為、例えば著作権のあるものを無断で複製してネットを通じて拡散させてしまうようなことが起こりました。
過去にwinnyやwinmxのように著作権のある音楽や映像等あらゆるデジタルコンテンツをほぼ無限に拡散させてしまうP2Pソフトが大流行しました。その結果、コンテンツ制作者に不利益が被り一時は社会問題にもなりました。
著作権侵害を理由に著作権者とP2Pソフトウェア開発者間で裁判沙汰にまで発展したこともありました。
しかしこの問題を解決するブロックチェーンという画期的な技術が登場したことで、デジタルコンテンツの改ざんがほぼ不可能となり、売買が正当に行われるマーケットが既に存在していて、今後一層利用規模の拡大が見込まれています。
このNFTが普及することで所有権が明確となり販売者と購入者の利益が守られます。
同社はこのNFT市場に参入するために、大手の独立系エンターテインメントマーケティング及びプレミアムコンテンツ開発会社であるドルフィンエンターテインメント社と提携しました。このニュースがきっかけで一時株価が急上昇し注目を集めました。
テーマ先行型のセクターなので投資するには少々用心したほうが良いかもしれないのですが、新し物好きの私はさっそく飛びつきました。25株程購入したものの、見事ジャンピングキャッチしてしまい現在含み損の状態です。
でも最低一か月くらいは様子を見てみたいと思っています。
購入した後に気づいたのですが、同社が上場した方法は個人的にはあまり好きではないSPAC上場でした。
なので今後よい業績をしっかり残せるのかどうかが気になるところです。
一般的な上場よりも容易に上場が出来ることから近年物凄い数の企業がSPACで上場しましたが、業績が良いとは言えない企業が多いようで、結局鳴かず飛ばずで投資家を失望させることが比較的多い気がします。
SPAC上場で現在調子の良い企業として思いつくのは、個人的にはDRAFTKINGSくらいでしょうか。
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